【更新情報】駿河台出版社様「中国語」テキストのイラストを描かせていただきました!

4度目のクリエイターEXPOを終えてみて

4度目のクリエイターEXPOを終えてみて

4度目のクリエイターEXPOを終えてみて

皆さん、こんにちは!
【ひろガリ工房】のイラスト担当 がりぼん デス。

我々ひろガリ工房は、先日(2022年6月29日~7月1日)東京ビッグサイトで開催されていた「第11回クリエイターEXPO」に出展しておりました。

毎度ながら自分自身の反省や、これからも強く明るく頑張っていくために、クリエポに参加した事の記録を残しておこうと思います。

前回と今回の違いは?

今年のクリエイターEXPOが今までと違うなと感じた部分は、ズバリ時期!

6月末から7月にかけて、梅雨時期という事もあり雨を心配していたのですが、3日間とも晴天で危険なくらいの猛暑日となりました。

さらに追い打ちをかけるように世の中は節電。

会場の中が冷房でキンキンに冷える事などはなく、むしろ搬入や搬出の時には冷房が切られていた?のかどうかはわかりませんが、止まらない汗と戦いながらの作業でした。

来年も開催時期は6月末なので、なるべく動きやすく涼しい服装を心がけ、疲れを感じたら椅子に座って水分補給をするなど、決して無理をせず展示会を乗り越えることが重要だと感じました。

もちろん、来場者が訪れる時間帯は多少冷房の効きが良くなりますが、人の数が多くなれば多くなるほど気温が高くなり、途中かなりの暑さを感じる時もありました。

せっかく高いお金を払って参加するのに、熱中症など体調不良になってしまっては元も子もありません。

それに、疲れた顔をしたクリエイターにはお客さんも声をかけづらいですよね?きっと…。

なので普段から体力作りをしておくことや、体調管理には十分に気をつけなくてはならないと感じました。

それから、ここ数年はコロナ禍で世の中の動きが停滞していたように感じたのですが…

今年の来場者の様子を見ると、コロナ前ほどではないものの「もういい加減経済を動かそうよ!」と言ったような雰囲気をを感じました。

本来はクリエイターを探す目的ではなく、企業ブース目当てで来た来場者の方も、個性豊かなクリエイターのブースを楽しそうに見に来られた方も多かったように感じます。

そういった世の中の流れに遅れを取らないように、自分自身も常に前を見て、フットワークの軽い人間になっていこうと思います。

改めて痛感した事

今回で4回目の参加となるクリエイターEXPO。

過去に3回も参加しているので、自分のテイストが周りの人間から見てどう思われているのか?

薄々気が付いても良さそうなのですが、やはり人間というのは無意識に自分に期待してしまったり、フィルターをかけてしまったりするようです。

1年間頑張って来たのだから、去年よりも反応が良くなっているかも知れない!と思っていたのですが…。

やはり、どうあがいても私がりぼんが描くイラストというのは、かなりの勢いでお客さんを選ぶようです。

今回用意したリーフレットの数は500部。

一生懸命に配った数は、約360部。

正直言って決して多い数ではありません。

むしろ少ない方なのではないでしょうか?

とにかく多くのクリエイターさんからひたすら資料をもらい、両手いっぱいに抱えているお客さんならもらってくれるんじゃないかと、リーフレットを差し出し「よろしくお願いします!」と言っても断られることしばしば。

こんな状況が続けば落ち込みますよ、人間ですから…。

イラストのタッチだけでなく、「歴史」「観光」「教材」と強く訴えかけていることも、お客さんを選ぶ要因の一つかも知れません。

しかしながら、そんなひろガリ工房のブースに足を止めてくれるお客さんも、少ないながらちゃんといます。

ひとたびブース前に足を止めたお客さんは、ひろガリ工房に対して深い興味と関心を抱いてくれているようにも感じました。

この「歴史」「観光」「教材」という目立つ文字も効果抜群!

数少ないながらも名刺交換させてもらった方のほとんどが、自分が来てほしいと願った業種の方だったので、その点に関しては本当に嬉しかったです。

なので、自分のイラストが多くの方に受け入れてもらえなくても、気に入ってくれた方に向けて全力を尽くせばいいんだ!と気持ちを切り替えることが出来ました。

ブランディングを考える

クリエイターEXPOのブースに立って周りを見渡すと、皆さん本当に個性豊かです。

通り過ぎていく来場者の方も思わず「個性と個性のぶつかり合いだな、こりゃ」と漏らしていたほどですから…。

めちゃくちゃ絵の上手な人はもちろん、可愛いイラストでたくさんのお客さんに反応されている人。

イラストだけでなく服装や髪型もお洒落で、存在自体が時代の最先端のような人。

イラストレーターとしてすでに有名で超絶活躍している人など、周りを見れば見るほど自分に自信がなくなる瞬間が訪れます。

けど、不安に思うのは決して自分だけではないようです。

周りの方とお話すると、自分に不安を感じている人はけっこうたくさんいます。

そりゃそうですよ、人間ですから。

周りを気にしてはいけないと分かっていても、周りの活躍が気にならない人なんていないのではないでしょうか?

けど、一番目を向けなくてはならないのは周りではなく、自分自身なんですよね。

不安な自分に打ち勝つためにはやはり、自分にしかない個性や武器、つまりブランディングを考えていくことが非常に重要だなと改めて感じました。

ひろガリ工房のブースに足を止めてくださる方は、比較的長い間お話をされるような印象がありました。

中には純粋に歴史が好きで、楽しそうに歴史の話を熱心にされる方もいらっしゃいます。

正直、仕事の話が出てこない場合も多々あるのですが…。

それでも、歴史物が得意だと言って描いているこのイラストが、歴史ファンにもちゃんと受け入れられているんだと感じる事ができたのは非常に良い事でした。

今では複雑な甲冑のイラストも描くようになりましたが、最初から歴史に詳しかったわけでも何でもありません。

可愛らしいイラストだって求められれば喜んで描きます。

けど、なんだか和風テイストのイラストの方が昔から受けが良かった。

そんな中、地元の観光協会さんのお仕事をさせてもらうようになり、歴史スポットを案内するようなお仕事をしているうちに、今のようなスタイルになっていきました。

もちろん、ひろガリ工房のデザイナー ひろまる は、歴史大好きな人でしたが、がりぼん自身は最初から歴史物を強く望んで描いたわけではありません。

人から求められる事に対して、一生懸命に応えているうちに「ひろガリ工房=歴史」みたいなスタイルが出来上がっていきました。

今はがりぼんも歴史に関して興味津々です!

難しかった歴史イラストを描いてきて本当に良かったと、歴史に大感謝です。

今回の反省点

毎度のことなんですが、反省してリベンジしたつもりでも、やっぱり反省点が出てきます。

一番の失敗はズバリ!リーフレットの部数。

もういい加減、多くの人には受け入れられるテイストではないという事を自覚して、次回からは少ない部数で参加しようと思います。

印刷代にもお金がかかりますし、自宅から会場に送る送料。

会期中に配り終える事ができず、たくさん余らせればまた自宅に送り返す送料が発生します。

ただでさえ地方からの参加で、交通費から宿泊費まで考えるとかなりの出費です。

それに、会期中にリーフレットを配り終える事ができたのと、余らせたのでは、終わった後の爽快感が違いますからね。

そしてもう一つの反省点は、今回もまた出展者名のパネル横の有効活用です。

この部分、皆さん本当に上手に展示されていていつも感心してしまいます。

今まではイラストを飾っていたのですが、ライトなどでハッキリと見えないので、今回は文字にしてみたのですが…。

やはり目立ちません。

「イラストマップ」という文字も、改行して文字サイズをアップさせたり、「アニメーション」「アニメ」の3文字にして、文字サイズを大きくすれば良かったなと…。

幸い、メインのタペストリーに「観光」とう目立つ文字があるので、地図関連の業種の方が足を止めてくださいましたが、イラストマップは旅行好きながりぼんの得意とするジャンルなので、次回こそぜひ!目立たせてあげようと思っております。

やっぱり出展して良かった!

たくさんの時間とお金と労力を使うクリエイターEXPO。

参加したいけど参加できずに迷っている、という方も少なくないのではないでしょうか?

確かに、決して気軽な気持ちでは参加などできません。

がりぼんとしては毎度毎度、命がけです。

しかしながら、お仕事をさせてもらった出版社の方や編集プロダクションの方々が猛暑の中、忙しい時間の中でも足を運んでくださったことが本当に嬉しかった。

せっかくお金をかけて出展をしているので、新規のお仕事を獲得したい!という気持ちに走りがちですが、今までお世話になった方と繋いでいく事も非常に大事だなぁとしみじみ感じました。

こうやってまたお仕事がもらえた時には、全力で喜んでもらえるように精一杯頑張ろう!という気持ちにもなれて本当に出展して良かったと心から思いました。

そしてもう一つ、嬉しかったことは「見たことある絵だ!」と来場者の方から言われたことです。

こうやってハッキリ自分自身の絵に対して「見たことがある!」と言われたのは、4回目の出展にして初めてのことです。

本当にスローペースで少しずつの前進しかできない自分ですが、それでもちゃんと前に進めているんだなと、感動的な言葉でした。

最後に

もし今後、出展を考えているけど不安だなと思っている方がいたとしたら、声を大にして言いたい!

「不安がない人間などいない!」と。

いや、これはがりぼんが自分自身に言い聞かせている言葉かも知れません。

これからも、明るく強く、不安な自分に打ち勝ちながら、一人でも多くの人を笑顔にできるようなクリエイターを目指したい!

【ひろガリ工房】のブースに足を運んでくださった方、がりぼんのイラストに足を止めてくださった方、そして優しくしてくださったクリエイターの皆さま。

本当に本当に、ありがとうございました!

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